次期iOS, macOS, tvOS, watchOSに新規追加されるフレームワークの概要まとめ #WWDC20
はじめに
こんにちは。CX事業本部の平屋です。
以下の次期SDKに新規追加されるフレームワークの概要を簡単にまとめてみました。
- iOS 14.0
- macOS 11.0
- Mac Catalyst 14.0
- tvOS 14.0
- watchOS 7.0
次期SDKでは17個のフレームワークが新規追加されます。
本記事は Apple からベータ版として公開されているドキュメントを情報源としています。 そのため、正式版と異なる情報になる可能性があります。ご留意の上、お読みください。
Accessibility
- 対象SDK
- OS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- watchOS 7.0+
- 概要
- 幅広い人々がデバイスを操作できるようにアクセシビリティー機能を提供する
App Clips
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- 概要
- ライト版のアプリ「app clip」を作成し、アプリの一部の機能を提供できるようにする
AppTrackingTransparency
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- 概要
- ユーザーまたはデバイスを追跡するためのデータへのアクセスに関するユーザー認証を要求する
AppleArchive
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- watchOS 7.0+
- 概要
- ディレクトリ、ファイル、およびデータのマルチスレッド可逆圧縮を実行する
DeveloperToolsSupport
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- watchOS 7.0+
- 概要
- カスタムビューをXcodeのライブラリに追加できるようにする
KernelManagement
- 対象SDK
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- 概要
- カーネルでのシステム拡張のロードとアンロードを管理する
MediaSetup
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- 概要
- HomePodで使用するメディアサービスの構成とアカウント管理を有効にする
Metal Performance Shaders Graph
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- 概要
- 線形代数、機械学習、コンピュータービジョン、およびその他のドメイン用にカスタマイズされた多次元計算グラフの作成、コンパイル、実行
ML Compute
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- 概要
- CPUとGPUを使用して、ニューラルネットワークのトレーニングと検証を促進する
NearbyInteraction
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- 概要
- U1チップを搭載した近くのiPhoneの位置の取得や通信を行う
ParavirtualizedGraphics
- 対象SDK
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- 概要
- ゲストドライバースタックに制限されたグラフィックアクセラレーションを追加する
ScreenTime
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- 概要
- Web使用状況データを共有および管理し、親または保護者による変更を検知する
SCSIControllerDriverKit
- 対象SDK
- DriverKit 20.0+
- 概要
- SCSIプロトコルベースのデバイス用のドライバーを開発する
SensorKit
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- 概要
- iPhoneまたはペアリング済みのApple Watchからデータと派生メトリックを取得する
StoreKitTest
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- 概要
- アプリのサブスクリプションとアプリ内購入トランザクションのテストを自動化する
UniformTypeIdentifiers
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- tvOS 14.0+
- watchOS 7.0+
- 概要
- 一般的なタイプのコレクションを提供し、それらをMIMEおよびファイルタイプにマップする
WidgetKit
- 対象SDK
- iOS 14.0+
- macOS 11.0+
- Mac Catalyst 14.0+
- 概要
- iOSのホーム画面またはmacOS通知センターにウィジェットを表示する
さいごに
次期OSに新規追加されるフレームワークの概要をまとめてみました。
個人的にはApp ClipsやWidgetKitを触ってみたいなと思いました。WWDCで発表されたトピックをキャッチアップしたい方の役に立てれば幸いです。